栗瀬裕太オフィシャルサイト

今年もよろしくお願いします。

あっという間に2012年がスタートしてもう半月!?みなさん今年もどうぞよろしくお願いします!!

年末年始充実した毎日を過ごさせて頂いていたのですが、その話の前にひとつ、ここでもお伝えさせて頂きたい大事な事がありました。

先日このブログでも登場してくれたばっかりの母方のおばあちゃんが年末に、不慮の事故で亡くなってしまいました。
年末の事で家族の皆が喪中の知らせなども間に合わず、関係者のみなさんにはご迷惑をおかけしまして、大変申し訳ありませんでした。

事故の数時間後に連絡が来て、訳も解らず長野から島根まで車をぶっ飛ばして帰りましたが、突然の事過ぎて正直頭が真っ白で、棺の中のおばあさんと対面しても実感が湧きませんでした。

年が明けた今もまだ田舎に帰ればおばあさんが、玄関で笑って迎えてくれる物だと思っています。

事故死という事もあり、多分身内の皆がそれぞれに自分を責めたんじゃないか?と思います。それもまた辛かったです。

実際ボク自身なんとか守って上げられる事が出来なかったのか?と自分を責めました。

頭に傷を負ってしまったおばあさんを見て事故当時の状況を思い描くと、ただただかわいそうで苦しくなります。そしてもう会えないという現実に、寂しさと悲しさでいっぱいになります。

思い返せば、去年の10月末の土師ダムでのKODで膝を強く痛めてしまい、運転するのも辛い中、痛み止めを飲んで田舎に帰って本当に良かったと思いました。普段のボクならそのまま大阪の実家に帰っていたような気がします。

あの時すでに身内の判別も出来ないくらいの痴呆に陥ってしまっていたおばあさんが、玄関で会うなり「裕太か?怪我はしてないか?」と話してくれた事を、
本当に有り難く思います。

自身に最後まで厳しかったおばあさんは、痴呆になっている事を自覚していたらしく自分を攻め、毎回状態が良くなると落ち込んでいたと聞き、凄い人だなぁ、と尊敬しました。おかんの厳しさは間違いなくおばあさん譲りなんだな、と改めて今回実感しました。

一泊して翌日の帰り際、玄関まで見送りに来てくれたおばあさんは、僕の手を両手でギュッと握りしめながら「とにかく怪我に気を付けて大変な事をしてるけど頑張りなさいよ。」と言ってくれました。

それが最後の言葉になりました。ぼくは幸せものだと思います。

これからも怪我をする事はあると思います。しかし常におばあさんのこの言葉を頭の中のどこかで意識しながらライディングし、怪我の大きさを半減させて行こうと思います。
おばあさん、会えなくなって本当に寂しいです。

ありがとう。

そんな事があったのですが、このままずっと落ち込んでいる訳にもいきません!!
2012年今シーズンは多分、自転車人生の中でも僕にとって最大のチャレンジがスタートする年になります!!頑張らなくては!!