BMX世界選手権で長迫 吉拓が日本BMX史上初の快挙!!
7月29日は日本のBMXレースファンにとって歴史的な1日となりました。
僕自身20年以上BMXレース競技をやって来ましたが、まさか「世界選手権で最高峰エリートクラスの決勝ヒート8人」の中に「日本人」が存在するレースを観れる事になるなんて思ってもみなかったです。とんでもない快挙を長迫ヨシタクは現実のものにしてしまいました!!
世界選手権でのファイナル進出というものは世界のトップライダー達でも難しいもので、実際 今大会でも「ロンドン五輪の金、銀のメダリスト二人」が準々決勝、準決勝までにクラッシュしてしまい敗退してしまいました。
そんな波乱の大舞台の中、彼は全く怯む事も無くどのヒートでも「攻めのライディング」と「流れを読む緻密な頭脳センス」から生まれるスーパーライディングを魅せ、とうとう日本人として初となる決勝進出まで果たしてしまいました!特に準決勝の彼のレース展開は凄まじかった。
彼が走る「セミファイナルヒート2」は3:28辺りから。Joris DaudetやSifiso Nhlapoといった世界戦で結果を残して来たトップスター達が混戦から離脱していく激戦の中、「第1コーナー」で最下位から4位まで一気にジャンプアップ!?立ち上がり加速の辛い中6位で進入した「第2コーナー」でまさか!の3位までジャンプアップ!!このコーナースキルを大舞台でこのメンバー達を相手に繰り出したヨシタク。本気でシビレます。凄過ぎる
決勝の選手紹介の際も勝ちあがりの攻めの姿勢が伝わったのか、彼の名前がコールされた時の観客の反響も他の有名選手達に負けない歓声が上がり、それを見て目頭が熱くなりました。
決勝の1コーナー…..。僕の目ではヨシタクは確実に「3位」までジャンプアップしてました。
もしBarry Noblesとの接触がもう少し小さければ、彼がメダルを持って表彰台に立つ絵を見る事が出来たのかもしれません。この文章を打っている今も鳥肌が立ちます。
やはりスタートの重要性が極めて高いこの競技において、今回の彼の快挙が日本初の8メータースタートヒル4人用を絶対に完成させなくては!!という僕達の思いを今まで以上に強くさせ、同時に多くの人に理解してもらう事に繋がったのではないかと思います。
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